相続した空き家、手放したいんじゃけど買い手が見つからん…
相続によって受け継いだ不動産。いざ売ろうと思ってもなかなか買い手が見つからず、売却が難航するケースも少なくありません。この記事は相続した空き家がなかなか売れない!というお悩みを解決する記事になっています。
楽々園の不動産会社「ハウスドゥ楽々園 (株)つばきらんど」がお届けします!
売れない原因と解決策
まずは売れない原因から見ていきましょう。相続した不動産がなかなか売れない原因は様々ですが、今回は今思いつく限りの6つの原因をあげてみました。売れない原因は一つではなく、複数の原因が絡み合っていることが多いです。
1.価格が高い
市場に出ている不動産の中でも、価格が割高であれば買い手がつきにくくなります。とくに、他の物件と比較して立地条件が劣っている、築年数が古い場合には価格がネックになりがちです。売るためには値下げが必要になるわけですが、10~100万円ずつ値下げをすることが多いです。適切な値下げ幅は物件によって変わるため、仲介を担当している不動産会社に相談してみてください。
2.需要がない
地域の人口減少や都市の中心部から離れた立地のために、需要が少ない場合もあります。特に地方の物件や、通勤・通学に不便な場所の不動産は、どうしても需要が低くなります。解決策としては「価格を下げる」か「購入希望者が現れるまで気長に待つ」のどちらかでしょう。
3.家の腐朽や劣化が進んでいる
古い家屋や管理が行き届いていない物件は、リフォームや修繕の負担の大きさから敬遠されがちです。腐朽や劣化で困らないためには定期的に管理をしておくことが一番です。腐朽や劣化が進んだ不動産を相続した場合は、「不動産は解体せず購入者が現れるのを待つ」方がよいかと思われます。
4.狭い土地・形が悪い土地
建て替えの自由度が限られる狭小地や、不整形な土地は、購入者にとって利便性が低く、敬遠されることが多いです。また、建物を建てる際の設計や工事が難しい土地も、売れにくい要因のひとつです。
5.利便性が悪い
交通機関へのアクセスが不便な物件や、周囲に生活インフラが整っていない物件は、購入を躊躇する人が多くなります。特に公共交通機関が利用しづらい場所や、商業施設や学校から遠い場所では需要が減少します。
6.再建築不可
法令上の問題で新たに建物を建てられない「再建築不可物件」は、購入者にとってリスクが大きく、買い手が付きにくくなります。このような物件は売却時に通常より低価格で売り出すか、特別な購入層をターゲットにする必要があります。
※1 接道義務とは消火活動や救助活動をしやすくするために、消防車や救急車といった緊急車両が入れる道を確保しようね、というものです。具体的には、「幅員4m以上の道路に2m以上接していなければいけない」という規定になっています。
買い手が見つからないときに使える!オススメのサイト5選
はじめに
「田舎の不動産は売れないだろう」と思い込んで、何もしていない人が多いのも事実…。まずは、不動産会社に相談しましょう。不動産会社に相談すると、地域の相場やターゲット層についてアドバイスをもらえます。また、ポータルサイトに掲載してもらうことで多くの人に情報を届けることができます。
以下のサイトもいいのですが、個人的に最もお金が手元に残って安全に取引できるのは不動産会社を通した取引だと考えています。また、以下のサイトは掲載の手続き~購入希望者とのやり取りを自分でやる必要があるのでご注意ください。(弊社にご相談いただければできる範囲でお手伝いしますので、お困りでしたらお気軽にご連絡くださいね。)そのため、不動産会社に相談したけど思うように売却が進まないと感じている方に参考にしていただければ幸いです。
1.空家バンクに出す
地域ごとに自治体が運営する「空き家バンク」は、地方の空き家に住むことを希望する人々と物件のマッチングを行うサービスです。
地域活性化を目的にしているため、購入者を見つけやすくなる可能性があります。また、空き家バンクを通じての取引には、補助金や助成金の対象になる場合もあります。
そもそも空き家バンクを設置していない地域がある点と、「不動産業者に断られた不動産」など空き家バンクに掲載できる物件に制限をかけている地域がある点に注意してください。例えば、広島市は一部の地域でしか空き家バンクを利用することができません。また、廿日市市は空き家バンクを利用できる物件に「不動産業者が介入しない中山間地域等の空き家」という制限をかけています。
空き家バンク対象地域(広島県)
補助金についてはこちらをご覧ください。
条件が合えば、リフォーム費用、家財道具処分費、耐震診断費などが補助されます。
2.「みんなの0円物件」を活用
「ゼロ円不動産」は文字通り無償で不動産の取引ができるサイトです。この方法は、通常は売却が難しい物件や管理が困難な場合に利用されます。購入者は無償で不動産を貰え(※2)、売り手側も管理費用がかからなくなるため、双方にとってメリットがあります。
※2 登記手数料などの諸費用はかかります。
3.「家いちば」を活用
「家いちば」は個人間の不動産取引ができるプラットフォームです。掲載手数料無料(※3)で手軽に物件を売り出すことができます。売りにくい物件や、築年数が古い物件などが多く掲載されています。
※3 契約成立時に手数料がかかります。
4.「ジモティー」を活用
地元の個人取引掲示板「ジモティー」でも物件を掲載できます。直接やり取りが可能なため、地元のニーズに合致する可能性が高まります。特に地域密着型の需要がある場合には、有効な手段です。
5.相続土地国庫帰属制度を活用
相続土地国庫帰属制度は、手放したい土地を国に寄付する制度です。一定の条件を満たせば国が引き取ってくれるため、どうしても売れない土地や管理が困難な土地を手放す手段として検討できます。
空家管理なら「(株)つばきらんど」へ!
不動産業者なので安心してお任せください。
空き家を持ち続けるのがいいのか、売るのがいいのか、貸すのがいいのか分からん!
という場合はお気軽にお問合せくださいね。お話を聞かせてもらった上で、現在の相場や将来性も含めて(※2)一番良い方法を提案させていただきます。
※2 広島市・廿日市市の不動産に限ります。他の地域の相談も受け付けていますが、相場や将来性については詳しいことはお伝えできない可能性が高いです。
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